長崎腎病院 Nagasaki Kidney Hospital

オーバーナイト透析

オーバーナイト透析 -もう一つの選択肢-

当院で施設オーバーナイト透析を始めた理由は
「皆様の仕事の継続に貢献したい」
との想いからです。

仕事は少々遅くなっても大丈夫、
仕事終わりに食事に誘われても大丈夫。

つまりオーバーナイト透析は皆様の仕事のパートナー
といった位置付けであると考えております。

理事長 舩越 哲

オーバーナイト透析とは

オーバーナイト透析とは夜間の睡眠時間を利用して行う長時間透析です。 長時間透析は6時間以上かけて行う透析のことで、ゆっくりと時間をかけることにより、より多くの尿毒素が除去でき、身体への負荷が少ない除水ができます。 これらのことにより透析後の疲労が少なく、透析合併症の軽減、血圧の安定やお薬の減量、貧血の改善が期待できる治療法です。具体的には22時過ぎに病院に来ていただき、翌朝6時頃まで透析を行います。

当院の適応基準

  • 原則日中に就業している
  • 一般状態および透析中の状態・経過が安定している
  • 重篤な心疾患がない
  • 睡眠時無呼吸検査に異常がない
  • その他重篤な合併症や既往歴がない
  • シャントトラブルがなく穿刺が困難でない
  • 内服や体重など自己管理ができる
  • 毎月決められた定期診察日に受診ができる
  • 治療材料(ダイアライザー・透析液)に対しアレルギーがないこと

オーバーナイト透析のメリット

  • 日中に時間が確保できる
  • 透析効率の向上、合併症の予防が期待できる
  • 長時間かけて除水を行うことで、身体への負担が軽減する
  • 血圧の安定や内服薬の減量が期待できる

ライフスタイルの比較~夜間透析とオーバーナイト透析~

オーバーナイト透析は、睡眠時間を透析治療のための時間に置き換えることにより、日中の生活の透析による影響をほとんど除くことが可能となります。

Q&A

透析曜日は月水金クール、入室は21時45分、透析開始は22時00分から22時50分となります。指定時間までに透析が開始できるように来院してください。 最終入室時間は22時45分です。22時45分を過ぎると入室できません。 消灯時間は23時30分、点灯時間は翌朝5時50分となります。

安全な透析を行うため、除水量は原則0.65kg/hrを上限とさせて頂きます。

原則透析開始時と終了時のみ行います。その他、スタッフは定期的に巡回を行い必要と判断された際に血圧測定をさせて頂きます。

体調不良の場合は当日16時00分までに連絡してください。

お問い合わせ

オーバーナイト透析は定員が(12名)となっております。
ご希望の患者様は「オーバーナイト透析担当者」までお問い合わせください。
T E L:代表 095-824-1101